劇場版Zガンダム 星を継ぐ者。その2

「劇場版Zガンダム 星を継ぐ者」。昨晩に続いてキャラやストーリーの側面からメモ書き。

新作パートのキャラの絵については、正直TV版の絵と比べたときに馴染まなくて、少々辛いですね。まったく別人になってしまうというか。個人的な好みで言うとTV版のエース作画監督の絵の方が好きな反面、見飽きた感もあるので、もう一度見たいのはどちらかと聞かれれば劇場版新作の絵なんですけどね(笑)新旧の絵が馴染まないのは製作側もよく認識していたようで、「ジャブローマラサイマークIIビームライフルがぶつかるシーンの直前、カミーユが叫んでいる顔」この絵は全編見渡して一番酷い(笑)絵なんですけど、この絵がわざわざ特報で使われています。多分、こんな絵も混じってますけどごめんなさいというメッセージなんじゃないかと(笑)まぁ全編新作だと常に集中しなければいけないので、見慣れたTV版シーンで休憩すると考えればいいかも。

ストーリー構成については、富野監督はやっぱり再編集が巧いですね。実によくまとまっています。面白いのは、TV版パイロット(第一話)を上手いエース作画監督が描いているために、序盤にTV版の絵が集中、後半に行くに従って新作の絵が増えて、目が離せなくなっていく構成になってます。もともとTV版Zガンダムはよく出来た物語ですし、普通に映画として面白いです。もしかしたら、TV版知っていて自然に補完してしまうひとの感想なのかもしれない危惧はありますけれど。劇場版のみ観た方の意見を聞いてみたい気もします。少ないかな。(笑)